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加藤みなとプロフィール

こんにちは!当教室の代表、加藤みなとです。2008年に教室の前身であるMINATO Ballet circleとして開講してから、あっという間に十数年が経過しました。

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私は、当初、「自分が自分らしくあるために」このバレエ教室をオープンいたしました。

 

たくさんの生徒さんや保護者の方と関わるうちに、 この想いはどんどん大きく強く派生していき、 ついには、「生徒たちが自分らしく生きていくための力」を育てるバレエ教室、というテーマを掲げるにまで 成長いたしました。

 

これを、私は、「人間力」と呼んでいます。

 

人間力を育てたい、と、私が強く思うようになったきっかけは、幼少時代にまでさかのぼります。 子どもの頃、私にとってバレエは、たくさんの習い事の中のひとつでした。 私の母は、とても教育熱心であり、とにかく、ほんの数分の暇も与えないくらい、 私にたくさんの習い事を、半ば強制しました。

 

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お習字、ピアノ、フィギュアスケート、絵画、英会話などなど 数えあげたらキリがありません。 その中で唯一残った習い事がバレエでした。

 

なぜバレエが残ったのか、うまく表現できません。が、今でも覚えているのは、「とにかく早く自立したい」と思っていたこと。 どんな手段でもいい。 誰かに言われて生きるのではなく、自分の意思で、自分で決めて、自分の足で歩いていきたい。 早くそうなりたい。 そう願いながら、私は、バレエに吸い寄せられていくことになります。 そう、私にとって、バレエは「自立の手段」だったのです。

 

だから、私は、バレエに対し、夢のような幻想を抱いていません。 バレエは現実であり、バレエは厳しく自分と向き合う時間。

 

厳しいお稽古の果てに手に入れた舞台生活でしたが、 皆さんがバレエに対し思い描くものと、私の身に起きた現実は、ひどく違っていました。

 

自宅 → スタジオ、バレエを続けるためのアルバイト生活。レッスン・リハーサルを 重ねる度に痛みが増していく足。立つこともままならず 痛みをおしての舞台本番。トゥシューズなんてはいてられない状況が続きました。

 

そのときの診断は、モートン病という、足の指の神経が腫瘍となる病気。 怪我に耐えられず、未来への希望も見出せず、私は、26歳でバレエを棄てました。

 

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舞台生活の疲労が溜まっていて怪我が治らないのかな?当時はそう思っていました。 ですが、のちに、「幼い頃に足を骨折したあとのリハビリ」に問題があったことが判明します。

 

幼い頃の骨折が、26歳の私を苦しめる。信じられますか?でも本当のことです。

 

骨折した後、もちろんリハビリはしていたのですが、バレエを踊るための体に戻す「リカバリ」が不足していました。 私たちダンサーは、普通の人とは違います。身体全体で感情を表現するダンサーなんです。 だから、リハビリも、ダンサーが再び踊ることの出来る身体に戻す必要があったのです。

 

ですが・・・その時、先生も含めた大人が、「体への無知」、「バレエに対する無知」から、間違ったトレーニングを励行していました。成長期を超えた頃からは、怪我の応酬となっていたのです。

 

このように、私は、26歳でバレエの道を棄てました。

 

更に、神様は、私に大きな試練を与えます。 その後、夫と出会って結婚し、妊娠。幸せの絶頂を迎えたのもつかの間、 胎便吸引症候群という状態で出産当日を迎えることになったのです。

 

難産の末に産まれてきた息子は、仮死状態。 病院通いの日々が始まりました。 正直、辛かったです。 出産こそは、幸せ色、バラ色、おっぱいをあげて優しく微笑みかける、そんな虹色の情景を夢見ていたのですから。 バレエと同じく、出産も、思い描いていた理想とは違っていました。

 

幸いにも、息子の状況が良くなり、回復の兆しが見え始めたころ、 ホッとした反動で、ついに、私の心が仮死状態を迎えます。 大きな大きな虚無感、喪失感。 突然、目の前が真っ暗になったんです。

 

ですが!!!!これこそが、私とバレエの再会の大きな大きなきっかけになります。

 

産後の辛い状況の中、門をたたいた、子育て支援サークル。 そこでは、同じように、辛い状況のママがたくさんいらっしゃいました。 ここで、私は、初めて、実感することになります。 キラキラしているように見える人だって、皆同じように、出産や子育てに苦しんだり、迷ったりしているんだ。

 

もしかしたら・・・・私にも何か出来るかもしれない。そう感じた瞬間でした。

 

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そして、この時の想いに突き動かされて出来たのが、MINATO Balletの前身である、MINATO Ballet circleなのです。

 

そこからは、もう無我夢中。 ケガの再発。何か原因があって再発するわけだからと、 答え探しのセミナー行脚。そして、このときに、自分の怪我の真の原因を知ることになります。 気がつけばカラダのおもしろさ、バレエの奥深さにハマっている私がいました。

 

そして、やっと。。。 「バレエの苦しみから解放され、自分が自分らしくある幸せ」を実感できたのです。

 

私は、幼い頃の経験から。。。。。。 苦しいバレエを教えるのではなく、バレエと向き合うことで力強く生きる楽しさを伝えたい。 身体の痛みに苦しむのではなく、それを乗り越える方法があるのだということを伝えたい。 親にやらされるバレエではなく、自分で取り組むバレエを伝えたい。

 

だって、それが生きているということだから!!!

 

MINATO Balletは、本質にこだわり、バレエの普遍性にこだわり、そして身体と向き合うことにこだわります。

 

私のような苦しいだけのバレエ人生は歩んで欲しくないから!私が経験した苦しい時間も、遠回りな時間も、全ては子ども達にバレエの本質を伝えるためにあったんだ!と思っています。

 

MINATO Balletは、バレエを通してたくましい人間力を身に着け、どんな逆境も楽しんで生きていける「人間」を輩出していきます。 あなたとお会いできる日を、楽しみにしています。

 

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